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40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/03(金) 00:46:02.91 ID:U9ntf1q60
簡単に市場を縦断した後、戻りながら目のついた店に顔を出す。
必要なものを買い揃えながらゲートの方へと戻っていくと、ガキは湿気た鉱物店の前で立ち止まった。
まおう「はぁ……!」
勇者「なんだ、それが気になるのか」
まおう「はい……! この濁った白色がたまりません」
勇者「どうせ買うなら宝石とかにしろ。金ならあるし、油臭い石とか効果の知れない魔法物とかなら困る」
まおう「うー……」
勇者「……そんなにその石が良いのか」
まおう「はい……」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/03(金) 00:48:38.86 ID:U9ntf1q60
まおう「はい……」
鉱石店主「さっきから酷い言い様だねぇ。こっちも商売だからちゃんと調べてるよ。
それは魔法石の素材だけど、見ての通り白成分が濁りすぎて使えなくてな。
かと言って変な魔法が発動しても困るから元の力を完全に消してもらったんだ。
どうだい、250ゴールドで手を打たないか」
勇者「ジャンクの更生品にしちゃ高いな……ま、外の魔物狩ればすぐだしいいか」
鉱石店主「ありゃりゃしたー」
まおう「ふふふーむふふー」
勇者「気持ち悪いから抑え笑いするな」
まおう「ゆーしゃさまとお揃いのプーレゼントー!!」
ガスッ
勇者「3歩あるけば何とやら、さしずめお前は鳥頭か。犬に鶏と来てさてはキメラの末裔か」
まおう「いぃぃ……私は魔王のまおうですよっ!」
勇者「呪いでその口封じるぞ」
まおう「」手で口を押える
勇者「……あほらし」
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