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父は、私を大変愛して可愛がってくれたそうです。
私は甘やかされて、わがままな子供だったそうです。
父が死んで、数年後、私は母に言いました。
「パパが死んで良かったこともあるね。あのままだったら、私、わがままな嫌な女の子になったね。」
母は、
「ほんとにそうだね。あのままじゃどうなるかと思ってたよ。でも、あなたは、いいこになったよ。」
と誉めてくれました。
なぜ、あんなことを言ったのかわかりません。
悲しい記憶です。
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