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さて、こうして起こされた訳だが。ぐずぐずしてると、鈴音に服を脱がされ兼ねない。早く着替えろと怒鳴るならまだしも、実力行使に出られると困る。鈴音は、小さい頃の付き合いだからかどうか知らないが、平然とそういう事をしてのけるのだ。
変態だ何だと助けを呼ぼうにも、下にいるかーちゃんも鈴音の味方なのだ。こうなっては、素直に自分で着替えるしかない。
「…って、着替えるんだから出てけよ!」
「二度寝するんじゃないよ!いいね!?」
ドアの前に仁王立ちになっている鈴音に怒鳴ると、制服を顔面に投げつけられた。直後、開閉するドアの音。
……鬱だ。
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