干物女ですが何か?😏

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イライラして頭おかしくなりそう。 「痛い!!」 「ぷっ。あぁ頭ぶつけちゃって。イライラしすぎ。前見て歩きなさいよ。」 「あぁーもうっ!!」 「扉も開けられないの??」 「あれ、え?開かないー💢。」 「ほらほら、どきなさい。」 「ガチャ。」 「あんたガチャガチャやり過ぎなのよ。」 「はぃ。」 「ほら、さっさと前に進む。」 「はい…。」 「おはよう。あれ、どうしたの?りおちゃん。」 「この子今、ご機嫌ななめなの。」 「健くんは爽やかなのに……。何なのあのふてぶてしい態度は!!」 「なるほどね。」 「えっ?」 「原因は翔平?でしょ。」 健くんはこんなに爽やかなのに何なのアイツは…。 しかも健くんは性格がもの凄くいい。 ………。 「そんなに見つめられると ちょっと恥ずかしいんだけど。どうしたりおちゃん?」 「………。えっ?あっ。いや何でもないよ。」 「まぬけ干物女。」 こんなことを言うのは アイツしかいない。 練習が終わってシャワーでも浴びたのだろう少し髪の毛が濡れていた。 「ひどいなお前は。りおちゃん、お前のせいでご機嫌ななめなんだぞ。」 「ふーん。」 「翔平くんも毎朝大変だね。あんなにいっぱい囲まれちゃって。」 「戸田だってこの前、男が引っきりなしに練習場に現われてたらしいじゃん。」 「あれはあたしじゃないって。」 「そうなの?まぁ、コイツ目当てじゃないだろうけど。」 今、上から悪魔みたいな笑いが……。 ここでキレたらあたしの負けだ…うん、我慢がまん。 「ぅうん。皆の目当てはりおだよ。」 …………。 「えっ!?」 ベストタイミング!!っていうくらいあたしと小田の驚いた声が重なった。 「まさか。これ?ありえないっしょ。」 「何言ってんの、翔平くん!!この子ちゃんとしたらかなり可愛いんだから!」 「確か、新入生歓迎会のとき可愛い子がバスケ部にいるって噂になってた。」 「あれってコイツだったの?」 「そうだよ。でもりお自身はなーんにも気付いてないけどね。」 「おい。お前、口開いてるぞ。」
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