第二章 未開地

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 だが、思ったよりも、壬生浪士達の 症状は、大事なかった。 フグ中毒である。 先生、上手い魚があるんじゃが、 一回食べてみんなぁと隊士の一人が その魚を持ち込んだ為に起こった。 原因は、そこにあった。直ぐさま、 広小路横の薬種問屋を尋ねる様にとの処方箋を書いて 酒田 市兵衞に渡した。 『え!先生は、一隊士の事迄と感心した。 まさか、先生ワシ迄知らんわなぁ』 『あなたは、参番隊長の配下で、山田 平ノ進殿』 『え!先生、私は、 6番隊長の配下で、中津川 和馬殿』 こりゃ、驚いた! 次々と澱みなく当てて言ったのだから、流石の近藤も 土方も、しばし、絶句の有り様だった。 沖田が、口を出した。 『ね、だから、私が、言ったでしょう!コノ先生は、油断できるヒトじゃないと、ある意味 負けたら、切腹する覚悟だもの。』 『谷 三十郎が、敵う相手じゃないと、おふたがた。いゃ五人かなぁ!少なくとも、吉村さん は、そう思っている筈だ。 あの仕込みづえは、居合いあいのつかいてでもあるのじゃないですか!』 『総司、度が、過ぎるぞ!』 だが、総司の言う通り、一理あるぞ!負けたら、負けたで、隊士の影響を考えたら、世間の笑いモノになるぞ。又、勝てて当たり前じゃないか。オマケに身体が、カケに利用されたらしいぜって、京都御所代の御耳に入っても見たら、ナンと情ないわ、』 『そう思われんても 知れんわ。あの 三十郎の事やから、 大方、あの生意気な小娘やって下さいょ。だって真剣勝負とは、思わないし、私闘を禁じるには、当てはまらないし、ムシロ向こうが、言い出した事やから、渡りに船でしょう! 飛んで火にいる夏の虫でしょう。 が、と谷は言うでしょう! まさかと、思うのですが、あれが、おんなだったとはねぇで通しかねない奴だもの。』 それに関しては、沖田は、分かったいた!いゃあ!谷のことだ! 内心、からだをカケテそれに… ナンて悪さにカケテは、たけるのか、おんなの匂いとかに敏感になる筈だ!抱かれたかった!ウチの人は… もう!耳をフセギたかった! アナタは、おんなの味を未だ知らないから…言うなれば、男の味を… 何人かは、確かに 私をおんなとは、思っていなかった しきゅうが、疼く酔う様な目になっていた!私は、その時に、悲しいかなぁ、おんなのサガを見た
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