プロローグ

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夢を見ていた 一人の少女が泣いていた ひとりぼっちで泣いていた 声をかけてやりたかった でも、動けなかった そりゃ、そうだ。夢の中なんだから ふと、少女がこっちを向いた なぜだろう。顔はよく見えなかった ふと、なにか言ったような気がした ーあなたの大切な物はなんですか?ー 大切なもの? ー大切なものを失ったら、どうしますか?ー ・・・え? 途端に他の誰かが叫ぶ声がした そして、次第に目が覚めていった
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