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彼はチャイムを鳴らしました。
「はーい。」
懐かしい声が聞こえ、こちらに近づいてくる。
「どなたでっ…!」
「久しぶり。」
彼女の表情はこわばっていく。
「ご、ごめんなさい。あの時はああ言うしかなかったの!」
「いや、いいんだ。もう」
「もう…って?」
せめて楽に送ってやろう。
そう思い、彼女に銀色を押し込む。
「えっ…!?」
彼女はふらふらしながら、室内へと尻餅をつくように倒れた。致命傷にはならなかったようだ。
彼女の顔が苦痛と恐怖に歪んでいく。
「あ…あぁ…」
「一回じゃだめだったか。次で楽にしてあげるからね」
「さよなら」
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