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「祐介、散歩に行こうね!」
私は首輪を付けた。
そういえば…
さっきお母さんが変なこと言ってたなぁ~?
5分前…
「お母さん、祐介の散歩行ってくるね!!」
そう言って行こうとすると、
「夜は一人じゃ危ないでしょ。だからボディガードを用意したから安心しなさい!」
「ボディガードってまさか!」
「そのまさかだよ!!」
私の後ろには守が立っている。
「やっぱり守…」
その言葉に守は反応した。
「俺じゃ悪かったか…?」
「別に悪く無いよ!!…ただ、」恥ずかしくなって顔を背けた。
「ただ?」
守は聞き返した。
「付き合わせちゃって悪いかな…なんて思って!」
……。
ああ、やっぱり守怒ってるのかな?
「俺も、ちょうど外に行く用事があったから気にすんな!!」
守は優しく私に言った。
「ドキっ……!!」
あれ? 何だろうこのドキドキは……!?
「…? 妃奈どうした?」
心配そうに覗き込む…!!
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