1話 桜ヶ丘高校入学!波乱の入学式

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「祐介、散歩に行こうね!」 私は首輪を付けた。 そういえば… さっきお母さんが変なこと言ってたなぁ~? 5分前… 「お母さん、祐介の散歩行ってくるね!!」 そう言って行こうとすると、 「夜は一人じゃ危ないでしょ。だからボディガードを用意したから安心しなさい!」 「ボディガードってまさか!」 「そのまさかだよ!!」 私の後ろには守が立っている。 「やっぱり守…」 その言葉に守は反応した。 「俺じゃ悪かったか…?」 「別に悪く無いよ!!…ただ、」恥ずかしくなって顔を背けた。 「ただ?」 守は聞き返した。 「付き合わせちゃって悪いかな…なんて思って!」 ……。 ああ、やっぱり守怒ってるのかな? 「俺も、ちょうど外に行く用事があったから気にすんな!!」 守は優しく私に言った。 「ドキっ……!!」 あれ? 何だろうこのドキドキは……!? 「…? 妃奈どうした?」 心配そうに覗き込む…!!
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