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「べっ、別に!!」
「そうか…」
「早く行こ!!」
「ああ。」
妃奈と守は歩き始めた。
(どうしよう!! 何話せばいいか分からない!)
「妃奈、寒くないか?」
守ってこんなに優しかったっけ? と思いながら
「やっぱり夜は寒いね!」
私がそう言うと、
守は黙って
「じゃあ、これつけてろ!!」
私の首にマフラーをかけた。
ええっ!
最初は驚いたけど、自分の顔が赤くなるのを感じて恥ずかしくなった。
「ありがとう…守。」
そう言うのが精一杯だった。
「ああ。」
そ言って微笑んだ。
私はまだ気がつかなかった。これからおこる事を…
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