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2話 帰国!? もう一人の幼なじみ!
「…やっと帰ってきた!」
メモを手に、少年は言った。
ピピピピピ
目覚まし時計が鳴った。
「んっ~~!!」
そう言って背伸びをした。
「今日はちゃんと起きれた!」
顔を洗い、歯を磨き、制服を着て1階におりた。
「おはよう、妃奈!」
お茶碗にご飯をよそいながら言った。
「おはよう、お母さん」
お父さんは相変わらず新聞を読みながらご飯を食べていた。
「お父さん、お母さんに注意されちゃうよ!!」
「あ、ああ。すまない」
お母さんが私に手紙を渡した。「これ、外国からよ! もしかして純(じゅん)君じゃない?」
「純?」
純とは私のもう一人の幼なじみで、中学生の時に外国へ留学した。
手紙を読もうと思ったが、時間が無いので後で読むことにした。
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