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「おーい!!」
すると少年は片手を放して手を振った。
「うわ~片手放してるよ!!」
「危ない!」
「ちっ、あのバカ!!」
そう言うと少年の元へと走る。
「あのバカ?」
「おお、守!!久しぶりやな!!」少年はブンブン手を振る。
「バカ!!枝が折れるだろうが」だが遅かった。
ボキッ
と枝が折れて少年が落ちてくる。
「もうだめ!!」
春は顔を伏せた。
「…!!」
ドサッ
「何がおきたの?」
と春が聞いた。
「…!守、純!!」
私は二人の元へ走った。
二人とも気を失っていた。
保健室に運ばなきゃ!
守の手を私の肩へ回って、持ち上げた。
春ちゃんも手伝ってくれた。
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