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「妃~奈!」
その声に起こされて私は目を覚ました。
「う~ん…純?」
何で純が私の部屋にいるのか分からず固まっていた。
「妃奈、学校って何時から?」
「えっと8時半からだけど?」
「じゃあもう遅刻やで!」
その言葉で私も飛び起きて時計を見ると8時15分だった。
「遅刻しちゃう!!」
私は慌てて学校に行く準備をしる。
「ほらっ、純早く!行って来ます!!」
玄関のドアを開けると守は居ない。私には相当ショックだった。
「…昨日あんな事あったんだもんね。」
そう納得した。でも何故か悲しくて涙が出てくる。
「お待たせ!…妃奈、泣いてるんか?」
純にそう言われ私は涙を拭いた。
「ううん!何でも無い…早く行こう!!」
「…?そうやな!」
今日は何だか学校に行くのに足が重たく感じた。
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