2話 帰国!? もう一人の幼なじみ!

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学校に着いた時には3時間目の授業中だった。 「ごめんね!途中で授業抜けさせちゃって…。」 「別にお前ら探しに行ったんじゃねぇよ!」 「ふふっ、照れちゃって!そう言えば純はどこのクラスだろ」 「そう言えばそうだな!」 自分達で考えても分からないので職員室に向かった。 「風真先生、あの遅れちゃいました。すいません。」 「ああ、今度は気をつけろよ!…君は転入生か?君も同じクラスだ。よろしくな!!」 風真先生の隣にいる厳しそうな先生が私達の方を見る。 「あなた達、用がすんだらさっさと教室に戻りなさい!!」 「す、すいません!」 逃げるようにして職員室を出て、自分の教室に向かう階段を上がる。 「ハァ、あの先生怖いね!」 私は息を整えて言った。皆同じ意見らしく、 「ああ。あの先生1年の学年主任らしいぜ!」 「そうなの!?…目付けられたらかな?」 それも心配だったけど、初授業で遅刻なので教室に向かった。
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