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泣きながら、客が入れた曲に合わせて笑顔で踊るナリ。
周りはそんなナリを見て笑ってた。
パンツ一枚で、泣いて笑うナリを見て笑ってた。
私は笑えなくて、胸が苦しくて、息ができなかった。
「ねえ、ナリ呼んで。早くこっちにつけてよ。」
たまらなくなって、私はマイの担当に言った。
この店に来てから、ナリが私の担当になってから、私が自分からナリを席に呼ぶのは初めてだった。
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