第1章-出会い-

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奏「あんた本当に平汰の事好きなの? 葉月「うん、まぁ好きだよ?」 奏「じゃあ平汰が他の子と イチャイチャしてる所見て何とも思わないの?」 葉月「うん、別に…」 奏「やっぱり葉月は本当の恋を 知らないわね…」 葉月「本当の恋ね…」 奏「本当の恋ってのは、あの人 を思うと胸が苦しくなったり するの…♪」 葉月「説明されても分かんない よ…胸が苦しくなるなんて、 あんまりいい事なさそう…」 奏「そんな事ないよ!恋したら 人生バラ色だよ♪恋する女の子 はかわいいもんよ♪」 葉月「やっぱり私には分からないわ…」 葉月は恋をしたことがない。 小学生、中学生の時は恋という 言葉すら頭に無かった。 だが、高校生になってから周り の人が次々に付き合いだした。 そして葉月も彼氏を作った。 でも、自分から告白をした事が 無かった。 葉月はモテる方なので、告白されたら、付き合う。 ただそれだけの関係だった。 葉月にとって彼氏は、暇なときに遊ぶ、遊び相手なのだ。 だから葉月は本当の恋を知らない。 だが、葉月は近い内に始めて恋をする事になる。 本当の恋を。
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