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奏「あんた本当に平汰の事好きなの?
葉月「うん、まぁ好きだよ?」
奏「じゃあ平汰が他の子と
イチャイチャしてる所見て何とも思わないの?」
葉月「うん、別に…」
奏「やっぱり葉月は本当の恋を
知らないわね…」
葉月「本当の恋ね…」
奏「本当の恋ってのは、あの人
を思うと胸が苦しくなったり
するの…♪」
葉月「説明されても分かんない
よ…胸が苦しくなるなんて、
あんまりいい事なさそう…」
奏「そんな事ないよ!恋したら
人生バラ色だよ♪恋する女の子
はかわいいもんよ♪」
葉月「やっぱり私には分からないわ…」
葉月は恋をしたことがない。
小学生、中学生の時は恋という
言葉すら頭に無かった。
だが、高校生になってから周り
の人が次々に付き合いだした。
そして葉月も彼氏を作った。
でも、自分から告白をした事が
無かった。
葉月はモテる方なので、告白されたら、付き合う。
ただそれだけの関係だった。
葉月にとって彼氏は、暇なときに遊ぶ、遊び相手なのだ。
だから葉月は本当の恋を知らない。
だが、葉月は近い内に始めて恋をする事になる。
本当の恋を。
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