序章
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翡翠堂は今日も開店休業である。 椿が毎朝店を開ける。 月見が毎日店の前を掃除する。 翡翠はたまに仕事をし、殆どは寝て過ごす。 毎日同じ、大きな変化の起こらぬ日々。 しかし、月見には『可能性』がある。 これから先に、月見によって大きな変化がもたらされる。 でもそれはまだ先の話。 ―序章 完―
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