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光輝「さっきの地震今までのより、かなり強かったですよね…。」
俺「あれはやばかったよ…工場とか爆発してなきゃいいけど…。」
工場で働いている親父のことも心配だ。
薬品などを扱ったりする会社だからだ。
科学反応を起こして爆発する確率もそう低くはない。
急がないと…。
光輝も急ぎ足でついて来る。
食べたばかりだから、急に動かすわけにもいかないだろう。
俺「光輝…ゆっくりでいいぞ。」
光輝「全然…大丈夫です。家族が心配で…急がないと…」
この子息が荒い…。
俺「もう少し休んだ方がいいな。」
光輝「…ん。何度もすみません…。そうします。」
裏道の方に移動し、
その場に2人で座った。
2人「はァ…疲れた…」
光輝「俺大丈夫っすかね…。無事にたどり着くか…。」
俺「大丈夫だ!なんとかなる。って…光輝の家どこなの?」
光輝「U町です。まだ時間かかりそうですね。先輩は?」
俺「俺はT町だよ。」
光輝「え…!?遠いじゃないすか!?大丈夫ですか?」
俺「ダイエットにちょうどいいわ。」
光輝「そんな…。ダイエットって…先輩ぃ…」
光輝はあと1時間くらいで家に着くだろう。
俺は多分あと3~4時間はかかるな…。
辛いことから逃げていた自分。
今ここで逃げるわけにはいかない。
最後まで諦めない…。
絶対。
俺「よし。行くか。」
光輝「はい!」
休憩を終えて、再度出発した。
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