Chapter1
2/31
読書設定
目次
前へ
/
39ページ
次へ
ミーン、ミーン 今日も朝から夏の暑さを思い出させるように蝉が求愛のサインを撒き散らしていた。 9月になったと言うのに肌から吹き出る汗はとどまることを知らない。 「はぁ……、あんたらはそんなに愛が欲しいわけ?」 いつも通り起きて、洗面所で顔を洗いながらそんな独り言を口にしていた。 蝉が私の質問に答えてくれるはずがないのに、そんなことを口に出してしまうことがちょぴり恥ずかしかった。
/
39ページ
最初のコメントを投稿しよう!
4人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
7(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!