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「………伊吹…落ち着いた?」
泰雅の問いに頷く伊吹
「何があったか、教えてくれる?」
「……実は…」
伊吹は小さく呟くように話始めた
その話とは、とても残酷なもので……
伊吹はある病に掛かり治る可能は低い
そして何より
病気が悪化するにつれて記憶を失っていくのだった
「な…んで…」
「………」
泰雅は目を見開き、伊吹を見た
伊吹は今にも泣きそうな顔をしている
「……きっと…」
伊吹はまた小さく呟く
「きっと…泰雅くんのことも忘れちゃう……」
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