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「本当に!?飲みたいよ!でも、ようあのお酒が手に入りましたね?」
「あのお酒なかなか手に入らない稀少なんですよ。どうやって?」
「ほんとですよね、ネットで探してみても全然見つかんなかったですし。」
「けど今日取材で、とある酒蔵の取材に行ったんです。」
「そこのご主人に夢願尉の事を聞いて見たんです。」
「そしたら、そこのご主人が作っているお酒だったんです!肋骨が1本折れるくらい嬉しさとビックリーでしたよ」
そう話している蒼祠くんの声は
電話越しからでも分かるくらいとても喜んでいるように思えた。
そんな蒼祠くんの姿を想像したら、俺も早く一緒にお酒を飲みたいと思った。
「肋骨が折れるってどんだけ脆いんだよ!
「…俺も蒼祠くんと一緒に飲むのが、いつも楽しみだし好きだけどね」
俺は酒癖が悪いことで有名だから
偶に先輩の桜井さんや向井さんとよく飲みに行っていた時も
終止お酒を離さずに芸人仲間の肩を抱きしめて愚痴を言うなど
いま想像しただけでもめっちゃ恥ずかしいし、こんな奴めんどくさいよな
そう自分で深けていたとき
ボソッと蒼祠が何か呟いた声が聞こえた気がした。
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