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連れてこられた部屋に入ると、そこには見慣れない青年がいた。
第一印象を言ってしまえば、針ネズミみたいだ…
時間は進むにつれて、針ネズミ頭の青年が、ハメられていることに気がつく。
青年が救おうとしている山下という男は、後ろから手を田村達に通している。
多分、今はそれに気がつき、なんとかこの局を凌ごうとしているが…
どうやら切れない牌を掴んで来たようだ…
田村の待ちは二、五萬待ちだと私からは解る、
そして…
それを指で青年に伝える…
青年は私の行動に気がついたのか、始めは驚いていた。
多分、私の事など無視して、牌を切ってしまうと思ったが…
青年は掴んだ牌を手の中に入れて、別の種類の牌を切る。
その行動で、逆に私が驚いた…
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