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耳掻き。
たった4文字の言葉に、僕は無限大の快楽を見いだす。
耳掻きなんて、風呂上がりに、コチョコチョってしたらいいやん。
そんな事を思っている人が大半な世の中。
しかし、この耳掻きに、命をかけれるバカ達がいる。
そんな人種を、
ミミカキスト。
そう、呼ばれていた。
表沙汰になる活動こそしていないが、水面下では、ミミカキストの宴は、毎晩のように行われている。
明日の事など考えず、一心不乱に、耳掻き棒を、己の外耳道に這わせ、粉すら取れない状態にも関わらず、
カリカリカリカリ....コリッ.....カリリッ......カリコリカリカリ.....
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