蒼杜廻

始まりの日

俺はすごく腹が減ってたので今日は顔を洗わずすぐにリビングに行った…

『腹へった～』

そうやってだらけていると海斗が

「永斗…顔洗ってこい。あと髪型すごいぞ。」

と、我が兄ながら柄の悪い顔で言ってくる。

そんな怖い顔をしてる海斗に向かって

『ヘイヘイ。わかりましたよ～だ』

だらだらと洗面所に向かっていき顔と髪型を直す。

水が冷たくてまたより目が覚める…

『洗ってきた～』

リビングに戻るとテーブルにご飯と豆腐とワカメの味噌汁としゃけが置いてあった。

『海斗は一緒に食べないのか？』

と椅子に座りながら言うと海斗は

「僕は、椿さんに呼ばれてるから。先に行くよ。食器片付けといてよね。」

といって行ってしまった。

俺はさみしい一人の朝ごはんを終えて学校に向かった。