始まりの日

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「まったく、永斗。次からはノックをしろ。さっきみたいに俊也に突き飛ばされたら困るからな…」 あぁあの人「俊也」って言うんだ。 『わかりました。椿先輩…俊也先輩…』 自分の名前を呼ばれて俊也先輩が 「えーと、永斗君。勘違「勘違いじゃないぞ。俊也は俺のだ。手を出すなよ…出したら…お前、学校から名簿無くすぞ。」 ………… 椿先輩!!!??? 途中から会話に入ってきたと思ったらとんでもないこと口にしてますよ!? 『だ、大丈夫ですよ。俺、そういう趣味ないんで…』 と、明らかに同様しながら言ったら… 「そうか。だったらよろしい。ところで海斗は?」 『いや、海斗なら俺より先に家出ましたよ。来てませんか?』 確かにさっきから海斗がいない。 「………あぁ。来てない。」 コンコン、ガチャ 「失礼します。金田海斗です。」 ドアの近くにいた龍汰にドアが当たったのは言うまでもない… 「いたっ」 「え!?あ。ごめんなさい。大丈夫?」 海斗が龍汰の顔を覗き込んだら龍汰は驚いた顔をして俺の方を見てきた。 「え!!??永斗君が二人!!!???ぼ、僕頭強く打ちすぎた!?」 海斗は驚いた顔をしてから爆笑しはじめた… 俺が冷静に 『大丈夫。お前の目は正常だ。こいつ、俺の双子の兄き』
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