4/4
前へ
/70ページ
次へ
でも本当に良かった。 安心したら一気に腰が抜けた。 これでまたアキちゃんと幸せに過ごせるはず。やっぱり神様は私の願いを叶えてくれた。 「アキちゃんと過ごした時間をもう一度ください。それだけで私は幸せです」 私は小さく呟いて教室に向かった。 懐かしい教室。みんなの顔が懐かしい。アキちゃんは隣の教室。たまに笑い声が聴こえたりしてた。 これから私はまた偶然アキちゃんと再会して、なんとなく気になる存在になる。 そしてお互い好きになって付き合う。この未来は変わらないはず。 アキちゃんとの日々を考えたら幸せな気持ちになった。何も心配ない。大丈夫、大丈夫。 私は自分に言い聞かせた。
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加