1人が本棚に入れています
本棚に追加
「いいか光鬼、、、、、、、、心覇には大きく分けて、三つの種類がある。」猿は、得意げにいう。
猿曰わく心覇は、基本的な心覇・風気(ふうき)と言われる心覇と・雷気(らいき)の二種類が基本であるらしい。
しかし、至極稀に神気(しんき)と言われる心覇で類い希なる力を発揮できるそうだ。そもそも、
風気とは静かなる気で自然エネルギーを主とし扱えし力
雷気とは轟かなる気で精神エネルギーを主とし扱えし力
だそうだ。
光鬼が属する神気とは、神より与えられし力を用いる事により、究極の力を手に入れられるそうだ。
しかし、神気とは扱う者により凶器と化す事が多い、、、、、、、、そのため神気を扱えし者は、自然エネルギーの風気と精神エネルギーの雷気を自身に取り入れなければならない。
と、ここまで説明し終わり、猿は下げていた顔を上げた。
「どうだ光鬼お前の背負わされた運命がわかったか?」ため息混じりの猿をよそに光鬼は、
「ようは、俺は天才派ってことだろ」自身の力に優越し、とてもポジティブである
「あのなぁ~神気ってことは、会得にも膨大な時間と、莫大な力がいるんだぞ」未来を見据えている猿
「いいってことよ!だけどさぁお前なんで俺の気の色で神気だって分かったんだ?」猿に疑問をもつ
「あぁそれか、基本的風気は緑、雷気は青色なんだよ!そのどちらでもない色つまりエメラルドグリーンこそが神気の色って訳だ!」どこからかホワイトボードを取り出し説明する猿
「ほぅ、、、、、、、、」
なるほどといわんばかりの光鬼
「神気は、猿空神社初代当主 空海(くうかい)と、二代目 空琥(くうこ)、十六代目 究道(さだみち)、二十四代目 光炎(こうえん)、だけかのうかのぅ」左上を見ならがらいう猿
「初代かぁ~~ってかお前何年生きてんだよ!!!!」今になって気づく光鬼
「ワシは、猿の精霊だ!基本的死なない」自慢気に言う猿
「へぇ~だから初代を知ってんのか」
光鬼が言う。
何気ない会話をしているが、光鬼は過酷な運命を背負い生きていくのである。
最初のコメントを投稿しよう!