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流星
月明かりの中
ずっと夜空を見つめていた
吐く息が白い
風が冷たくて
空気が澄んでいる場所
横になって、小さく光る星たちを眺めていた
ふとすると、見逃してしまう程
儚い一筋の光
願い事なんて、言う暇もない程早くて
でも、何故こんなに心が躍るのだろう
何故、涙が出そうになるのだろう
更に風が冷たくなって
月が星の輝くのを邪魔しても
それでも、その場を離れられなかった
星に願いをかなえてもらえなくても
それでも、星を眺めていた
帰り際、願うは一つ
またいつか、会えるまで
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