初めまして幻想郷

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「さて、自己紹介も終わった事だし、住まいについて確認するか」 「住まい?」 「そう。 幻想郷に気立ての新一には住まいが必要だろ?」 「そういえばそうですね」 確かに住まいは必要だ。 これから一生野宿はしんどすぎるし。 「そこで、お前には2つの選択肢を与える」 「選択肢ですか・・・」 また選択肢。 幻想郷の人達は選択肢を与えるのが好きなのか? 「そうだ。 1つはここ守矢神社に居候として住む。 もう1つは人間が住まう場所、人里に住むかだ。 新一は好きな方を選ぶがいい。 まぁ守矢神社を選べば不快の無い生活を保証出来るが・・・・」 最後の方、俺の方をチラッチラッと分かりやすいアイコンタクトを送ってくる。 どうやら俺をここに住ませてやりたいらしい・・・・。 まぁ、ここで会ったのも何かの縁だし、お互い自己紹介もしたんだ。 まだ知らない場所に住むより安心感はここの方が十分にある。 「じゃあ、ここに住ませて下さい」 「「やったー!!」」 「!?」 俺の答えを聞くや否や大喜びする早苗と諏訪子。 神奈子も満更でもない表情をしている。 「神奈子様! これでうちにも外来人が来ましたね!」 「これで、博麗神社や紅魔館などにも遅れはとらないね!」 「・・・・・」 なんか再びカオスな空間に・・・・。 俺、本当にここに住んで大丈夫なのかな・・・・。 でも、それでも見知らぬ場所に住むよりマシか・・・。
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