初めまして幻想郷

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「では早速修行を開始する。 まずは今から放つものを避けてみろ」 そう言うと手のひらに薄く光っている黄色の弾を形成し、こっちに向かって放ってきた。 が、スピードはドッジボールの弾をスローモーションにしたようなものでちょいっと横にずれるだけで簡単に避けれる。 これが修行? 「避けれましたけど?」 「じゃあ、今度はどうかな?」 今度は弾を2つ生成し放つが、相変わらずのスピードだし、弾同士の距離も十分にあるから簡単に避けれる。 それから3、4、5と増やしていったが簡単に避けれてしまう。 修行と聞いて、心の準備は一応したが拍子抜けだ。 こんなの小学生でも避けれるよ。 「神奈子様、これが修行ですか? 簡単しすぎません?」 あまりにも緩い修行に神奈子様に問うとニヤリと笑った。 「何を勘違いしている。 これは軽い準備運動だ。 これからが本番、覚悟しな」 神奈子様がそう言い終えた瞬間、周りにさっきと比べほどにならないほどの弾が生成された。 数は軽く100は越える。 そして当然のごとく、軽く100を越える弾はこっちに向かってきた。 これぞまさに弾幕。 弾幕ごっこの弾幕ってこれの事か! 弾幕の迫りくるスピードは相変わらず遅いが、数が数だ。 こんなの避けきるのは無理だろ・・・・。
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