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・・・・・・どれぐらいの時間がたったのだろうか?
外をふと見ると日は落ちかけて真っ赤な夕焼けが視界にはいる。
あれから色々と試行錯誤したが、まだ能力について分からない事は多い。 だが、基盤となるだろう法則は見つけた。
それは、とりあえず無からの創造と現実味のない理想は現実に出来ない。
もしかしたら長い長い時間をかければ出来るかもしれない。 でも途中疲れてギブアップするだろうし、どれほどの時間がかかるかも分からない。
こんなの、出来ないとほぼ同じだ。
もう1つ分かった事もある。 それは身体能力の強化は比較的に簡単にできる。 まぁ、あまりにも現実ばなれしたものは出来ないけど。
最後にもう1つ分かった事があった。 それは理想と現実の幅しだいで能力発動までの時間が変わるという事。
どういう事かというと、ただ単純に現実にしたい理想がどれほど現実に近いかという事。 理想と現実が近ければ近いほど能力の発動までのタイムラグは短くなるし。 遠ければ遠いほどタイムラグは長くなる。 あと、タイムラグを短縮するには提示する理想が具体的であれば具体的であるほど効果的らしい。
「はぁー、俺らしくもなくよく発見出来たなぁ」
そう言いながら寝転がる。
飽きやすく、面倒臭がりの俺がよくここまで試行錯誤を重ねて発見出来たものだ。 いまなら自分自身に惜しみ無い拍手とご褒美をあげたい。
まぁ、虚しくなるだけだからやらないけど・・・・
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