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父親と同じ、魔を相手に臆する事も無く果敢に闘う、守り人だった。 彼女は柔和な笑みを浮かべて少年を見下ろすと、にこり、と無邪気に微笑んで。 「--危ないよー?」 小首を傾げながら言うのだった。 それからの事を、少年はあまり覚えて無い。 可愛いらしい笑顔で囁いた彼女は、雄叫びを上げて迫る魔物を前に視線を向けると、持っていた歪な杖を一振り。 魔物とも人間とも違う、見た事も無い何かを喚び出した。
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