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目と鼻の先にまで死が迫った時だった。 「……しょーねん? 自殺願望でもあるのかな?」 幻聴のように聴こえた、美しい、無邪気な女性の声。 少年は自分が呼ばれた事には気付かなったが、弾かれたように声のする方へ振り向いた。 一縷の望みを見つけたように。藁にも縋る想いで、その女性を見上げた。 そこに立っていたのは、胸に銀の勲章を飾る、召喚師の出で立ちをした守り人。
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