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「ねえ、ちょっとお手伝いしてみない?」 しう姉ちゃんにそう提案されたのは遅めの夕食を食べ終えても尚、衰えぬ食欲の彼女が私の買って来たケーキに手を伸ばしフォークで食べ始めた時だった。 「手伝いって?」 「手伝ってくれる?」 何を手伝うのかも教えてくれないばかりか、既に手伝いをする方向で話が進められている事に私はおっかなびっくり頷く。 ニッコリ笑いながら私の意見を聞き流す時は絶対にしう姉ちゃんは自分を曲げない。こうなったら抵抗しても時間の無駄だ。 「そのお手伝いっていつなの?」 内容を聞くことを諦めた私はとりあえず話を先に進める。
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