プロローグ

2/2
前へ
/82ページ
次へ
初めて入った“クラブ”という所。 薄暗くて喧しくて人が多くて密着度が高い、私の生きている世界とはかけ離れた“きらびやか”な場所。 その中で彼は一人だけ浮かび上がって見えた。 瞬きするのも忘れてしまう程の衝撃。 確かにその瞬間、私の“時”だけが止まっていた。 これが人生最初で最後の“一目惚れ”だった。
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

458人が本棚に入れています
本棚に追加