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それも最初の一年間は実家から片道一時間半の通学を頑張ってみたのだが、バイトを始めたり春から大学の授業数が増える事も考えると時間が足りないという事で、引っ越しする事を決めた。 元々、しう姉ちゃんの所に時々泊まらせて貰っていた事もあり両親はアッサリと了承してくれ、トントン拍子で引っ越しが決まった。 しう姉ちゃんは今年四年目の美容師で、元々手先が器用でセンスのある彼女は都会の結構有名な美容室で期待の美人美容師として働いている。 二人姉妹の私達は4つ違いだが、姉妹仲はかなり良い方だと思う。 しう姉ちゃんは私と正反対で、華やかな容姿と人懐こくて物怖じしない性格を持った私の自慢の姉だ。 昔から面倒見が良くて、いつも私の良き理解者だった。 「よし、出発しますか!」
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