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「気を付けろよ…慌てず無謀な運転はするなよ。何かあったら電話しろ。何もなくても着いたら連絡しろ。」 お父さんの心配そうな声を聞き流したしう姉ちゃんは、元気にエンジンを掛けていそいそと走り出した。 「さぁ、楽しい二人暮らしの始まりだよ~」 ウキウキのしう姉ちゃんはご機嫌でアクセルを踏み込む。 「あ、安全運転でお願いします。」 「何よ、ミウまで失礼な!」 頬をぷぅ~っと膨らましたしう姉ちゃんが私を睨む。 「前を向いて!」 私の上擦った声を聞いても全く動じずマイペースを崩さず鼻唄を歌うしう姉ちゃん。
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