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「参加する学院はここを含めて軍から指名された五つ…どの学院かは各学院の参加メンバーが決定した後か…」 授業が終わり、放課後に部室に集まった皆はウルとセインが貰った二枚の紙をルクスとレミィが見ている…とはいってもそれをリースはルクスに、ミーシャはレミィに見せてもらっているのだが。 「留学生は留学先のメンバーとして参加可能…よかったぁ、ここがどうなるか不安だったんだよ…」 「『キング』は男子生徒、『クイーン』は女子生徒に限る…『キング』がウルで埋まってるから『クイーン』争いのが殺伐としそうだなぁ」 留学生参加の欄を見て安堵しているミーシャの隣でレミィはこれからの事を考えため息をつく。 「むしろ大変なのは男子なんじゃ…『キング』が埋まってるからこそ死に物狂いで狙ってくるんじゃないかな?」 「隣で怖い事言わないでくれよ、リース君…」 「あ、す、すみません!脅かそうとしたわけでは…」 「どちらにせよハードルが高いのは間違いないが、魔力が突出した人間がいない女子のほうは接戦になるだろうな…今の段階の候補は『リンダ』『リース』『ミーシャ』か」
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