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「え?リンダ?」
「私が候補に挙げられたのも驚きですけど…ウルさん、リンダの事知ってるんですか?」
そう、候補に挙げられた『リンダ』という女子生徒はレミィとリースの友人。
『スニア』とも面識がある女子生徒だ。
「知ってるも何も…あんな大量の魔力垂れ流してるやつを知らないほうがどうかしてるだろ…魔力量だけならぶっちぎりだ」
「そうなのか…随分魔力を放出してる子だと思ったらそんな魔力量の多い子だったのか…」
「あ、あのセミロングの子か!確かに変な感じしたした!」
ルクスとミーシャにも心当たりがあるのか頭に顔を思い浮かべて見た時の感覚を思い出す。
それを聞きながらレミィとリースは落胆していた。
「魔力なんてわかんないよね…」
「うん…自分の魔力がどれぐらいかすらわかってないもん…」
小声で話す不憫な二人を見てルチアはレミィを、カナリアはリースを慰めるように撫でていた。
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