朱い鼓動

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この鼓動(おと)は止ませない 守るべき人(もの)があるから この足は止まらない 大切な鼓動が… 止まってしまうから 人は生まれると同時に 体の中で音が鳴る 止めることが出来ず 人は生き続ける この鼓動を 止める場所を探して生きてきた やっと見つけたんだ あなたの鼓動は 絶対に 止めさせない 心から 心から 求めていた 止めない 止めない 絶対に 大切だと始めて思った 見つけた場所 もう…手放したくない この手を あなたの手を 握った手を 離さぬように たとえ この鼓動が 止まったとしても 求めてるうちに たくさんの人を傷つけた 思い出したくないことだってある だけど 思っていたいこともある そんな複雑な想いで歩いていました あなたに助けられ 始めて芽生えたこの気持ち 守りたいと強く思った 強く 強く 何度も思い 守る 守る そう誓った この足が 鼓動が 動くかぎり 止まらないかぎり 一生を背負って生きてゆく たとえこの手を 赤い血で汚しても この心は この手は 赤く 朱く 血のように 一つは綺麗で 一つは汚く 同じようで同じでない 正反対の朱い色 炎の朱でも血の赤でも どちらもかまわない 大切な人のためなら 僕は気にしない 心から 心から 強くなりたいと 誓った 誓った 守るために この朱い赤い血のような 鼓動は たった一人 大切なあなたのためにある 背負う人生(もの)は遠くても 僕にとっては背負う人生は あなた自身 この炎のように朱い鼓動は 静かに 弱くなっても あなたが笑っていてくれるのなら 僕は それだけで幸せです ありがとう 僕の大切な 優しく朱い鼓動
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