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「あの…
名前教えてくれる?」
俺はとにかく彼女の名前を
聞きたかった
「あ…そうだよね
私の名前は桜川遥香
あなたは?」
「俺は河田比呂」
「河田くんか…
これからよろしくね」
「こちらこそ
よろしく」
俺は早く仲良くなりたいと
思った
「学校着いたよ」
「あ…本当だ」
早いな
もっと一緒にいたかった
「遥香~」
彼女の名前を呼ぶ声が聞こえた
「お~
おはよう」
彼女は名前を呼んだ女子に言った
「見に行こうよ
クラス分け」
「うん」
「ありがとうね」
俺は彼女に言った
「いえいえ」
「じゃあ…」
「うん」
彼女はそう言って歩いていこうとした
すると
急に振り返って
「一緒のクラスに
なれたらいいね」
と言った
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