正体[虚の正体――…]

11/12
135人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
ルキア『話はすべて後だ!!指令だ!!』 "指令" その言葉に有美子の表情が一気に引き締まる (来たか…綾…) 一護『指令…!?虚が出るってコトか!?場所は!?』 ルキア『時間も場所も…今』 『『ここだ(よ)!!』』 ルキアは手袋をはめ一護を死髪化させ、有美子は構える 一護『…な…ッ!!』 壁から虚が姿を表す ルキア『頭を狙え!!』 一護『わかってるよ!!』 ガッ!! 言われた通り頭を狙って斬魄刀を振り降ろすが… ((浅い…!!)) グオォオオぉ…!! 虚は雄叫びを上げて出てきた穴から逃げて行った ルキア『…逃がしたか…!!追うぞ!!』 一護『…まてよ!!』 ルキアは足を止め一護の方へ振り返る 一護『…どういうことだ…?』 今のは… 一護『…井上の兄貴だった…!!』 『『………』』 ルキア『背後から一撃で頭を割るのが虚退治のセオリーと教えたな…戦いに於けるダメージを減らす為に…と』 でもそれにはもう一つの大きな理由があった ルキア『一撃で倒すのは…虚の正体を決して見ぬようにするためだ』 なぜなら… ルキア『虚というのは全て――元は人間の魂だったものだからだ!!』
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!