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ルキア『話はすべて後だ!!指令だ!!』
"指令"
その言葉に有美子の表情が一気に引き締まる
(来たか…綾…)
一護『指令…!?虚が出るってコトか!?場所は!?』
ルキア『時間も場所も…今』
『『ここだ(よ)!!』』
ルキアは手袋をはめ一護を死髪化させ、有美子は構える
一護『…な…ッ!!』
壁から虚が姿を表す
ルキア『頭を狙え!!』
一護『わかってるよ!!』
ガッ!!
言われた通り頭を狙って斬魄刀を振り降ろすが…
((浅い…!!))
グオォオオぉ…!!
虚は雄叫びを上げて出てきた穴から逃げて行った
ルキア『…逃がしたか…!!追うぞ!!』
一護『…まてよ!!』
ルキアは足を止め一護の方へ振り返る
一護『…どういうことだ…?』
今のは…
一護『…井上の兄貴だった…!!』
『『………』』
ルキア『背後から一撃で頭を割るのが虚退治のセオリーと教えたな…戦いに於けるダメージを減らす為に…と』
でもそれにはもう一つの大きな理由があった
ルキア『一撃で倒すのは…虚の正体を決して見ぬようにするためだ』
なぜなら…
ルキア『虚というのは全て――元は人間の魂だったものだからだ!!』
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