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と思いながらも、俺は涼汰のいるコートの中に入った…仕方なく。
「梓ぁ…遅いわぁ。待ちくたびれてもうた!」
涼汰は、そわそわしながら言う。
そんなにバレーがしたいのか?
そしたらバレー部に入れよ!
なーんて言っても、どうせ彼奴はめんどいねんって言うんだろうな…。
「梓ぁ~!」
と言いながら、俺の肩をつつく。
「何だよ、気持ち悪い。」
「気も悪い言うなやぁ~。悲しいやんけ!」
「だから、何だよ!用件を言え!」
「あっ!そやそや。もう始まるで?」
「はぁっ?何が。」
そう言った涼汰は、相手のコートを指さす。
今まさに、サーブを打とうとしてる所だった…。
「おい…もっと早く言え!」
「言うたやんけ。」
あー、もう!
お前は楽だろうけど、こっちはミスると大変なんだよ!
皆の目が…。
いや…別に気にしなくても良いんだけどさ。
なんか…気になるじゃん?
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