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それは、ある昼休みのコトだった…。
「おい、涼汰。俺の机に何書いてんだよ。」
「うん?そらお前…アレや。」
「アレって何だよ?」
「アレはアレや。」
「いや意味分かんねーから。」
そう言いながら、涼汰が書いてるのを見ると…。
「…。何これ、何かの…式…か?」
もう一度よーく見てみた…ら…
「お前これ分数じゃねーか!」
「あっ…それや、それ!よう分かったなぁ、梓。」
おい、待て待て。
分数かんないって…。
馬鹿にも程があるぞ!
つか、何で俺の机に書く必要があるんだよ!紙に書け!
と言うか…全部間違えてやがる…。
「おい、涼汰。」
「うん?何や?」
「これ…マジで計算した?」
「せや!頑張ったでぇ。解くのに一苦労やった!」
嘘だろォォォォォォォ!
おい涼汰、冗談だって言ってくれよ!
これはねーよ!
さすがに馬鹿すぎる!
まぁ確かに涼汰はバカだけど。
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