日常 その1

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それは、ある昼休みのコトだった…。 「おい、涼汰。俺の机に何書いてんだよ。」 「うん?そらお前…アレや。」 「アレって何だよ?」 「アレはアレや。」 「いや意味分かんねーから。」 そう言いながら、涼汰が書いてるのを見ると…。 「…。何これ、何かの…式…か?」 もう一度よーく見てみた…ら… 「お前これ分数じゃねーか!」 「あっ…それや、それ!よう分かったなぁ、梓。」 おい、待て待て。 分数かんないって…。 馬鹿にも程があるぞ! つか、何で俺の机に書く必要があるんだよ!紙に書け! と言うか…全部間違えてやがる…。 「おい、涼汰。」 「うん?何や?」 「これ…マジで計算した?」 「せや!頑張ったでぇ。解くのに一苦労やった!」 嘘だろォォォォォォォ! おい涼汰、冗談だって言ってくれよ! これはねーよ! さすがに馬鹿すぎる! まぁ確かに涼汰はバカだけど。
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