日常 その1

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と思っていると隣でしゃべっていた京子がため息をしながらこちらに歩いて来た。 うわ…怖ッ…。 そして、俺の机を見るなり…。 「馬鹿でしょ。分数出来ないなんて、小学生からやり直してくれば?」 うわぁ…京子サイテー! 何て言う勇気が無いため… あえて口にしない。 口にしたら何言われるか…。 「そんなぁ…酷いわぁ京子。 俺ら友達やない…」 「そんな事思ったことない。」 うわっ、早すぎだろ今の!? しかも、超怖ッ! 真顔で言うか普通…。 これはさすがの涼汰でも…。 「そないなコト言わんとってーな!悲しくなるやんけ!」 …何でだろう。 涼汰が凄いと思ってしまうのは…。 馬鹿なのに← 「じゃあそこで泣け。」 うわぁ…。 泣けって言ったよ真顔で。
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