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「俺と付き合うの不安なんだろ?
今までの女も…そんな理由で終わってった」
「不安過ぎて毎日泣いてた」
「…今まで、悪かった…な…」
小さく謝ったヒチョルは私の頭を撫でると優しく自分の胸の中に納めた
そっか…
私、何も知らなかったんだね
「ヒチョルも
不安だったんだね」
「……は?」
久しぶりの温もりと優しい香りが揺れて 今度は難しい顔をしたヒチョルが私を見下ろす。
「いつフラれるか、不安で、怖かったんでしょ?
私もごめんね。
もう不安にさせないから」
「……………」
ヒチョルが目を見開き私に穴が開くんじゃないかと思うくらいに見つめ
驚きの表情。
「………マジで…?」
「ヒチョル?」
「帰ったら遠距離だぞ?また辛いんだぞ?別れた方が…お前のためだろ…」
「ヒチョルだって同じでしょ?
私が居なきゃ辛いでしょ?
何でお互い好きなのに別れなきゃいけないの?」
「だっ、てだな…
女って言うのは寂しいから別れたいって言うだろ。
今までがそうだったんだよ」
「今までの女と一緒にしないでくれる?」
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