01 校長の悪事。

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* 「とにかく、だ…高橋は首を突っ込まないように」 そう言って私の頭に手ををぽんぽんと軽くのせる。 「だめ…?」 「だめだ」 「絶対?」 「絶対。」 気になるんだよなあ、こういうこと言われちゃうと… 「松本先生鬼畜先生」 「鬼畜先生って、なんだよっ」 鬼畜先生は笑い出す…あ、松本先生は笑い出す 「生徒を守ることが、先生の役目なんだよ」 「へー」 なんか、先生と生徒っていう関係を聞くと…辛くなる。 どうにも出来ない関係なんだなあなんてな。 「関わるなよ?」 「はーい…」 なんか、落ち込む 「ほら、今日の午後は始業式だぞー…三時間のチャイムが鳴る。早く教室に戻りなさい」 「はーい」 私はとぼとぼと教室に戻る なんだかなあ…この切り替えの速さが無駄に痛むわ 先生かあ… 「あ、高橋!」 「はい?」 先生に呼ばれたから振り返ると、先生がなにかをポーンと投げてきた 「おっと」 両手でキャッチし、手のひらを開けると…チョコだった *
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