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「…校長が石田を連れてどっか行ったからさ…次の時間自習だってよー」
「あー連れて行っちゃったのか…あれ、かわりの先生は居ないの?」
居ても居なくても寝るけどな!
「あー居ないよ!」
と華が話す
「え、誰も??」
「なんでかわかんないけど、先生方みんな忙しいんじゃないのかなあ?」
そうなんだ…まあどうでも良いやー
「じゃ、おやすみなさい…華、起こすなよ?」
「ええー、まみー来て早々寝るのー?お話しようよー構ってよー」
私は机に頭を伏せた
「ねえ、おはなしーっ」
が、華がうるさい
一応寝不足ということになってるんだよ、自分の中では!…自分の中では!!
「華、お黙りなさい」
…そういや、松本先生が言ってたあの言葉が妙に気になる…
―「石田は何か知ってるんだろうな…」
校長は一体何を考えてるのか、石田は知ってるって…なんで先生は思ったんだろ
…先生は、何かを知ってる?
「ねえねえ…ねえってばっ」
こいつ…
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