男装腐女子ちゃんのBL事情

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「これリアルに親衛隊がありそうな雰囲気だな」 チワワオーラと戦っている俺の横で、兄貴がポツリと呟いた。その目はやはり後ろの男子2人を向いている。 親衛隊…っ、はっ! まさか、このリアルチワワはたこ焼きを焼いてるあの俺様ナルシストが好きなのか…? やぶぁい!! 生BLきたこれ!! 「祐…お願いだから興奮するとよだれ垂らす癖直して…」 残念ながら兄貴の声が興奮してる俺に届くことは無い。 何故かと言えば、興奮してる俺はハイパー妄想モードだからだ! 「あっ、兄貴…!やばい俺もう萌え死にそうだ…!」 「ちょっ、妄想で1人で勝手に盛り上がってんじゃねえよっ。俺も混ぜろ!」 兄貴と下らなさすぎる事をしているといつの間にか前の列は無くなって俺らの番が来ていた。
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