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……
｢ｺｺｱ飲みたいです。｣
｢あげませーん。｣
やっぱりこーちゃんはｲｼﾞﾜﾙです。
｢じゃあこのｶｲﾛをあげます！｣
手と一緒にﾎﾟｹｯﾄに突っ込んだｶｲﾛをこーちゃんの目の前に出す。
｢ほーう。僕としてはそのｶｲﾛで暖まっているきゅーちゃんの手がほしいです。｣
｢むむむ………｣
なんでこーちゃんはこんな恥ずかしい事をｻｯﾊﾟﾘとした笑顔で言えるのだろうか！
｢い、いいでしょう。差し上げましょう。｣
｢ありがとうございます(笑)｣
｢こーちゃんの手もなかなか暖かいですよ。｣
｢ｺｺｱ持ってたからね。｣
｢ふむ、男の子の手はどうしてこんなに大きいのですか！｣
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