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何て言えるわけない…
でも、
流石に寂しいな……
気づけば約束の時間に近付いていて、僕は慌てて着替えて自室を飛び出した。
着いた時には既に皆来ていて、走って寄る。
「神くーん!待ってたよ~」
「遅れてすまない」
「早速揃ったので、行くか」
「なぁなぁ、バラバラで探さへん?」
「え?」
「いいな。その方が早く見つけられそうだ」
ちょっ…ちょっとちょっと…!
ダメダメダメダメダメダメ!!
それは駄目っ!
こんなに暗いのに一人なんて怖すぎ!!
「神くん?どぅしたの?」
固まっている僕を不思議に思ったのか、山中が顔を覗き込みながら心配そうに聞く。
僕は咳払いをして、三人の顔を交互に見る。
「外は暗い。しかも危険だ。二人一組で探さないか?」
「…そうだな」
晴明は納得してくれた。
後は二人…と思って顔を向けると何故かじゃんけんをしていた。
なんで…?
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